ひとたびインターネット上で誹謗中傷等の投稿が書き込まれると、当該投稿等がインターネット上に流通し続ける限り、被害者の権利侵害の状態は、いつまでも継続することになります。しかし、多くの場合、被害者は自ら当該投稿等を削除する手段を持っていません。
そこで、当該投稿等を削除する権限を持つ者(掲示板等の管理者、ISPなど)に対し、削除を求めることになります。
この削除を求めるプロセスを、「削除請求」と呼びます。
削除請求の相手方は、掲示板等の管理者やプロバイダだけではありません。「Yahoo!」や「Google」といった検索エンジンの検索結果に、誹謗中傷等を含む投稿が表示される場合、これらの検索エンジンに対して、こういった検索結果の削除請求をすることが考えられます。