発信者情報開示請求―媒体ごとの請求方法①

爆サイ.comの投稿

爆サイ.comは、地域に特化した日本最大級のローカルコミュニティサイトです。

爆サイ.comにおいて誹謗中傷等の投稿がされた場合、投稿者の特定は、以下のような流れで行います。

1.IPアドレス等の開示請求

まず、爆サイ.comから、投稿者のIPアドレス等の開示を受ける必要があります。

爆サイ.comには、「捜査関係事項照会」というページが用意されており、弁護士であれば、このページからの請求によって投稿にかかるIPアドレス等の開示を受けることができます。

投稿者の情報について照会したい旨を「捜査関係事項照会」のページのフォームから送信し、必要な書類を送付してから、通常約1週間から10日ほどで、爆サイ.comから投稿にかかるIPアドレス等についての回答が返ってきます。

2.プロバイダの特定

開示を受けたIPアドレスを元に、当該投稿が投稿された際に経由したプロバイダ(インターネット・サービス・プロバイダ(ISP))を特定します。

ISPの特定には、「whois」という、IPアドレスからISPを割り出せるウェブサイトを使用します。

3.プロバイダに対する発信者情報の開示・保存請求(任意請求)

通常、2で特定したプロバイダは、契約者情報として当該投稿の投稿者の情報(氏名、連絡先等。これがいわゆる「発信者情報」です。)を保有しています。そこで、各プロバイダに対し、当該投稿の発信者情報について、任意での開示と保存を求めます。

開示請求や保存請求の方法及びこれらの請求への対応は、プロバイダによって異なります。

4.プロバイダに対する発信者情報の開示請求(訴訟)

プロバイダが任意で発信者情報を開示することは多くありません(ただし、プロバイダによっては、個人情報(電話番号、メールアドレスなど)が記載された投稿については、任意で発信者情報が開示されることもあります。)。任意での開示がなされない場合、発信者情報開示請求訴訟を提起し、認容判決を得ることが必要となります。

このように、爆サイ.comで誹謗中傷等の投稿がされた場合、投稿者の特定までには各種の手続きや訴訟を行う必要があります。また、弁護士を通せば、爆サイ.comから投稿者のIPアドレスの開示を受けることは比較的容易ですが、そうでない場合には、IPアドレスの開示を受けることすら困難である可能性があります。

そのため、爆サイ.comで誹謗中傷等の投稿をした投稿者を特定したい場合、弁護士に依頼することが有効な手段であると言えます。

プロフィール

弁護士 田村裕一郎
多湖・岩田・田村法律事務所パートナー

(弁護士登録番号:30183)

【保有資格】
弁護士・ニューヨーク州弁護士

【所属】
第一東京弁護士会

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